ブログ初めて1年経ちました

いの丸です。

最近ブログの更新が止まっていました。少し体調が悪かったんですよね。少し体調が戻ったんで、近況を書いておこうと思います。

まず体調のこと。

どうも腹部膨張感があって違和感を覚えています。おっさん化して腹が出ているのですが、ちょっといつもと違う気がします。

気分的にも優れない日が続いてまして、どうも調子が上がってこない。そんな感じです。何もなければいいんですが。

ブログのこと。

そういえばブログを開始して1年たってました。4月7日に初投稿したので、記念日を逃してしまったことに今気づきました。

有名なブロガーさんが度々言われているとおり、まずは1年間続けることを目標にしていましたので、それは何とか達成したかな。

流石に毎日更新はできなかったし、書いている内容も読者に役に立つような記事は中々書けずにいますけど、書くこと自体はそれほど苦ではないことは分かりました。

今後も気が向けばブログ更新していきたいです。でも、頻度や内容はあまり拘らず、ゆるーくやっていきたいと思います。

一応早期退職とか資産運用を目指したブログではあるんですが、いったいいつになるのか分からないですし、なんだかなーと思っています。

仕事のこと。

今日、部長さんと個別面談がありました。あまり仕事へのモチベーションが上がらなかったんですが、部長と話をしてみて気付いたのは、モチベーションと仕事の自由度は比例しているということです。

雑用的な仕事(上司からの頼まれ仕事)ばかり処理しているとどうしても自主性が失われがちですし、モチベーションはあがりません。

小さな仕事でも責任を任せてもらえる仕事だと張り切りますし、主体的に何とかしようとするものです。自然にモチベーションは高まるかと。

で、やっぱり今の仕事はつまらないですね、という話になって、もっと外に出させてくれという話になりました。

やはり事務所に座ってパソコンとにらめっこしていても何も起きないですしね。もっとプロアクティブに外に出て海外の子会社の経営課題に首を突っ込んでいこうということになりました。

サラリーマンですからホウレンソウはある程度守らないといけませんが、今よりも裁量を持たせてもらえそうです。出張なんかもいちいち課長に伺い立てなくてもバンバン入れていいことになりました。

裏を返せばそれだけ仕事はきつくなるんですけどね。でも、その方が楽しいかもしれません。

仕事がつまらないというのはこれはけっこう深刻なことだと思います。だって人生の殆どを仕事が占めているわけですし、それを嫌々続けなければならないというのは悲惨です。

できれば楽しみながら仕事をしたいし、それに結果が伴ってお給料がたくさんもらえれば言うことないです。

最後に投資について。

ここ最近は株価は軟調ですし、私のポートフォリオも下げてます。でも、含み損はそんなに大したことではないし、売るつもりもないのであまり気にしていません。

ここ最近は配当金を増やすことを投資の最大の目的だという方針がより固まってきました。配当金がある限り、多少の株価変動で売ってしまう合理性はないのです。

反省しないといけないのは現金保有率がとても低いことですね。暴落した時はむしろ絶好の買場なんですが、いつも弾不足で泣いています。

おわり

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フツーのサラリーマンの不思議な生態について

いの丸です。

昨日は久々に会社の飲み会に参加してきました。

酒場は小生にとって鬼門ではあるので避けたいところですが、海外からの来客の場合は流石に断るわけにもいかず(泣)。

アメリカの販売会社の幹部(一人は米国人、もう一人は出向の日本人)が来社していたため、泣く泣く二次会まで参加してきましたよ。

一次会は会社近くの中華にお連れし、小一時間で二次会にいこうという展開に。。。

上司がよく会社帰りに使っていたというこれまた場末の中華が二次会の場所に。。。店員さんは中国人の小姐。

「いらったいまてー。お席こちらどぞー」

こんな感じです。にこりともせず愛想わりぃ。

最近は会社の飲み会全般を避けていましたが、昔は週3くらいで上司と飲みにいっていたので懐かしいといえば懐かしいですね。

なんだかノスタルジーを感じてしまいましたよ。ホッコリ。

合理主義の米国人にとっては、日本のフツーのサラリーマンの生態は全く理解できないでしょうね。

これは半分小生の憶測も入りますが、米国人の日本のサラリーマンに対する不思議は以下のような点だと思います。

  • なぜ泥酔するまで酒を飲むのか?
  • 家族との時間を大切にしないのか?
  • なぜ重要な決定が飲み会の場でなされるのか?
  • なぜサラリーマンといって雇われの身を卑下するのか?

まあこれらの不思議は米国人に限らずでしょうが。

サラリーマンの社畜度にもよるのでしょうが、小生のアンサーは以下のような感じです。

なぜ泥酔するまで酒を飲むのか?

答:生きることの辛さを紛らわすため。

家族との時間は大切にしないのか?

答:既に崩壊しているので意味なし。

なぜ重要な決定が飲み会の場でなされるのか?

答:昼間は二日酔いで思考停止状態だから。

なぜサラリーマンといって雇われの身を卑下するのか?

答:ままならない現実、固定化された身分制度に絶望しているから。

そんなことを薄ぼんやり考えていたら、気付いたのですが、「これってまさに小生のことじゃ・・・」

場末の中華居酒屋にいてウーロンハイをガブガブ飲んでいた小生はどこからどうみても飼い慣らされた会社の忠犬、完全無欠のサラリーマンでありました。

おわり

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究極のストレス対策且つ資産形成方法とは

いの丸です。

生きていれば誰でもストレスを多少なりとも感じているといいます。

重要なのはストレスとの付き合い方、或いはストレス発散の方法だと言われています。小生もこの考え方に異論はありません。

自身を振り返っても、完全にストレスから解放された時代はなかったし、多分死ぬまでストレスと関わり続けるでしょう。

ストレスの発散方法は人それぞれですし、誰かの発散方法が小生に効果があるのかはわかりません。

色々な方法を試していますが、小生とって決め手となるストレス発散方法は見つかっていません。早く見つかると今後の人生にもう少し生きやすくなるのですが・・・。

ストレス発散方法がないのならば、逆に出来るだけストレスに晒されないよう工夫して生きていくしか方法はなさそうです。

自分がどういう環境に置かれたらストレスを感じるか、ちょっとでも違和感を感じたらそんな環境から少しでも遠ざかる必要があります。

今日の本題でもあるのですが、具体的に小生にとってストレス源とは何か?

それは・・・「酒」です。そう、アルコールです。

意外ですか?でもこれは39年生きてきて悟ったことです。

普通のサラリーマンのストレスは「会社の飲み会」とか「通勤」なんかが挙げられるでしょうし、「酒」はむしろストレス発散方法だという人もたくさんいらっしゃるでしょう。

それを承知でもう一度言います。「酒」こそが諸悪の根元であり、避けるべき存在です。

「酒は百薬の長」という言葉がありますし、適量なら体にいいんでしょ、という説がありますが、この言葉には続きがあるのをご存知でしょうか?

「酒は百薬の長、されど万病の元」と続きます。

過ぎたるは及ばざるが如しといいます。過度な飲酒は人生を破壊することさえあります。適量なら飲んでもいいでしょうが、適量がその内多量になるのが酒の恐ろしいところです。

特に小生のように中途半端に飲める口はたちが悪いです。泥酔して記憶も無くしてみっともない醜態を晒して他人様にも迷惑をかけてしまいます。

そして翌朝二日酔いで気持ち悪いし体調は最悪ですし。良いことは何もない。でも、夕方になって体調が戻ってくるとまた飲むことを考えてしまう。

酒を適量(ビール中瓶1本くらい)で止められなくなるのは体がアルコールという毒に対して耐性ができるからです。耐性ができると同じ量では酔わなくなり、酔うためにさらに飲むようになるところです。そして酒量がどんどん増えます。

そうして知らず知らず体と精神は蝕まれて行きます。行き着く先は、「アルコール依存症」という不治の病です。こうなったらもう人生つんだに等しい。

アルコール依存症は一夜でなるわけではありません。静かに進行する病気です。早くこのリスクに気づいて酒から遠ざかることが必要です。

酒を投資の観点からも見てみましょう。

読者の皆様は月にいくらくらい酒に金を使っていますか?仮に家飲みで毎日缶ビール2本で500円の出費とすると、毎日飲めば月に15000円の支出となり、年間18万円もの出費となります。けっこうでかい固定費ですよ。

この18万円を毎年投資に回して3%で複利で運用すれば、20年後にはなんと490万円の資産になります(元本は360万円)。

この計算だけでも如何に酒が投資に見合わないかがわかると思います。

そう考えれば金を払って酒を飲むという行為は全くナンセンスで、合理性を欠く行為と言えます。でも、人間は弱いもので、頭でわかっていても中々酒を断つことは難しいのもまた真実です。

タバコと同様、酒は嗜好品であり、人類との歴史的な付き合いが極めて深い。今は金さえ出せばいくらでも酒を買えてしまう世の中ですから尚更です。

しかし、酒は社会に組み込まれた、或いは刷り込まれた罠です。労働者を労働者として束縛し続ける罠だということに気づかなくてはなりません。

稼いでも稼いでも底に穴があいたバケツのように金が流出し続けるのです。早く気づいてバケツの底にできた穴を塞いで心身ともに出来るだけ長く健康でいたいものです。

今後の人生の中で酒さえ避けることができれば、転落人生という最悪のシナリオから逃れる可能性がぐっと高まります。

逆に酒に囚われ続ける限り健康リスク、経済リスク、そして破滅リスク(人格の崩壊、社会性の崩壊)という有りとあらゆるリスクを背負うことになります。

酒をやめる。酒に近づかない。たったこれだけのシンプルなことを実践するだけで、未来のリスクをぐっと下げられる。試してみる価値はあると思います。

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3/28 権利確定日の取引について

いの丸です。

昨日は体調が悪くて会社を休んでいました。

通常、会社にいる間は株価のチェックはできませんし、株の売買は殆どできませんが、昨日は幸い家に居たので久々に小生にとっては大き目の取引となりました。

3/28は3月決算企業の権利確定日ということもあって、取引も活発だったようですね。

本日の取引

買い付け余力は27万円ほど。少ない。。。で、考えたのは12月決算株で含み益が出ているキャノン株(7751)を100株売却し、3月高配当株を購入する作戦です。

キャノン株は残り100株ありますから、またいつか買値付近まで下がれば100株買い足せればと思います。

これで買い付け余力が60万円ほどになりました。

キャノンという優良銘柄を売却して買ってしまった銘柄とは・・・

日産自動車(7201)です。500株購入しました。

同社についてはあまり説明が不要かと思いますが、連続増配中でして、株価がそこそこ割安で放置されているため、結果的に4%を越える高配当銘柄なんですよね。

既に保有しているトヨタ自動車(7203)と合わせて投資額は100万円くらいなので、まあバランス的にはこれくらい自動車銘柄を持っておいてもいいかなと考えています。

世界には様々なリスクがありますが、日産のような高配当株は下値圧力も限られていると踏みました。つまり、大きな値上がりが期待しにくいが、値下がりリスクも低いと(仮に値下がりしても反発しやすい)踏んだわけです。

日産株500株で得られる配当金は一株当たり24円ですから、12000円(税前)となります。

そして、元本割れしなければ日産株は一旦売却してその資金で6月中間決算株(どの銘柄を狙っているかは別の記事でご紹介したいなと思います)に振り替えて配当金のダブル取りとキャピタルゲインを狙っています。

買った直後に株価が下がることはよくあることなので、小生の作戦は上手くいかない場合が多いのですが。

仮に作戦失敗となっても、日産はよほどのスキャンダルがない限り塩漬けも覚悟です。基本的に高配当銘柄への投資スタイルですから、塩漬けには慣れっこになっています。

結果はまたこのブログでご紹介させて頂きます。

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株式投資は博打と同じか?

いの丸です。

昨日今日と体調が優れず、会社を休んでしまいました。まあ有給休暇は使いきれないほど残っているのでいいのですが。昼間からボーと相場を眺めていると少し罪悪感を感じてしまいますね。

体調も良くなってきたので、午後からいつも行きつけの床屋に散髪にいって来ました。

おしゃべりが好きなご主人でして、いつも雑多なことをあれこれしゃべるのですが、今日は珍しく投資について話題になりまして。

なんでも常連客の方が証券会社の営業だったが仕事が辛くて辞めたらしい。

その方(元証券マン)曰く、商品を売るため時にはリスクあるのにリスクがないと説明して売り込む時もあったそうです。ノルマが厳しく嫌になって辞めたそうです。

そういうわけか、床屋のご主人は投資は博打みたいなもので、我々庶民が手を出してはいけないと言うのです。資産の殆どを日本株に投資している身として苦笑してしまいました。

「投資」=「博打」。つまりはパチンコや競輪競馬と同じだと。当たるか負けるか分からないと。というか絶体負けるような仕組みになっているんじゃないかと考えているんだと思います。

ちなみに床屋のご主人はパチンコも競輪競馬もやらない真面目な自営業者です。でも、彼の友達は博打が好きでよく稼いだ金を賭博業界に吸い上げられているのを身近で見ているので、尚更そういう思いが強いようです。

小生は投資=博打とは考えていませんが、そういう側面があることは否定しません。

投資家は多かれ少なかれ儲けるためにリスクを負っているので、博徒と一緒だと言われれば、確かに同じ穴の狢かもしれませんしね。

この床屋のご主人の意見は実際、殆どの日本人が思っていることを代弁していると思います。ですから議論しても意味はありません。

ただ、事実として銀行金利がかつてないほどの低水準になっていて、ATM手数料を考えれば実質預金者はマイナス金利となっているのが実態ですし、もし2011年にインデックスファンドを買っていれば、資産は少なくとも2倍以上になっていたことでしょう。

それでも投資に対してアレルギーを持っている大多数の日本人からすれば、元本割れのリスクほど怖いものはないのかもしれません。

または、現金化したい時にすぐに現金化できないことも投資の敷居をあげているかもしれませんね。

自営業者にしてみれば、キャッシュこそが全てです。手元のキャッシュが底をついたら翌日からお店も開けません。仕入れもできなくなります。

毎月給料という安定した所得が見込めるサラリーマンとは許容できるリスクの程度も質も異なるのだと思います。

結局のところ、床屋のご主人は今後死ぬまで投資はしないだろうし、将来○○ショックが起きて株が大暴落したら、「ほらー言ったでしょ」と高みの見物をするのでしょう。

でも、それはそれで構わないのではないでしょうか。無理に投資する必要はありません。そういうスケベ心があるからうまい話にのせられて詐偽の被害に遭うのですから。

地道に床屋の収入一本でやっていく。それはそれで素晴らしいことだと思いました。

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働くことは本当に尊いことなのだ

いの丸です。

小生は確かに出来るだけ早くサラリーマンを引退したいと考えています。そのために経済的な基盤を構築すべく、株式投資をやっています。

上手くいけば株式投資である程度の金融資産を築けるかもしれません。が、未来を予測することは出来ませんので、小生が日頃から自分に言い聞かせているのは、

  1. トータルリターンが銀行預金の利回りを上回っていれば「それでよし」とすること。
  2. 間違っても仕事を辞めようとは思わないこと。働けるうちは恥じることない仕事をきっちりやること。

この2点です。

実現するかわからないアーリーリタイアを夢見て今の仕事を嫌々やるのは生産性を下げるだけですし、それだと毎日の生活が辛くてしょうがない。

出来るだけポジティブに生きていたいものです。

労働は尊いーーー。こんなことを言うと早期退職を成し遂げられたブログ村の先輩方から叱られるかもしれませんが、小生はそう思っています。

社会が不労所得者ばかりで誰も働いてくれる人がいなくなぅたら社会は維持できませんし。労働を通じて社会のお役に立っているということは良いことですし、尊いことです。

小生のような年中パソコンとにらめっこをして稼いでいる人もいれば、レストランの厨房で汗水たらして働く人もいます。職業は実に多種多様です。

そしてその多種多様な人たちがそれぞれの職場で働くことで世の中は今日もまわっています。感謝!

だから、サラリーマンであれ、自営業であれ、働くことは本当に尊いことです。

ただ、働けなくなった人、或いは元々働けない人だって世の中にはいるので、そういう人たちを見捨てない社会であって欲しい。

小生も納税者の一人ですが、税金の一部が本当に訳あって働けない人の生活保護の一部として使われることは意味があることだと思っています。

もちろん、収入のほとんどを株や投資信託や不動産投資の配当や家賃収入で生計を立てている人を批判するつもりは毛頭ありません。できれば、小生もそんなふうになりたいくらいです。

例えば配当金で暮らしている投資家なら、税金はちゃんと源泉徴収されて納税されています。

不動産投資なら不動産取得税を払って土地を購入するし、その後も毎年固定資産税を払い続けています。いずれも立派な納税者です。

不労所得=楽して儲けた金というイメージがまだ根強いかもしれませんが、実に馬鹿げたイメージです。

皆さんキチンと納税されてますし、とても立派なことです。

投資家が資産を築くまでにどれほどのリスクをとってきたのか、そして、資産を築いた後もどれだけ税金を納めているのか?そこは社会も正しく理解すべきだと思います。

この世の中に不要なものなどあらません。いずれ小生も働けなくなる時がやって来ます。そうなったとき、やはり社会に見捨てられたくはないし、切り捨てられたくない。

単純にそういうことです。だから、小生は働けるうちは一生懸命働きます。

でも、定時出社で定時に帰るし、会社の飲み会は極力でませんけどね。それとこれは別です。ちゃんと会社の利益のために仕事をするけど、会社に魂は売らない。それだけです。

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南方熊楠 「世界に不要のものなし」生き方がスゴすぎ

いの丸です。

南方熊楠。明治時代の博学者。江戸末期に生まれて、激動の明治を駆け抜け、真珠湾攻撃の報を聞いて間もなく72年の波乱万丈の生涯を閉じた。

熊楠の生涯を追っていくとその凄まじい情熱にほだされる思いがする。熊楠を突き動かしていたのは、まさしく「底なしの好奇心」と「情熱」からであったろう。

それに加わって丈夫な体と困難に立ち向かう勇気と強い精神力。そして何よりもスポンジのように知識を吸収する脳ミソが彼の活動を支えていた。

このような日本人が和歌山の田舎で生まれ、とてつもない功績を後世に残していたことを小生は初めて知った。今まで知らなかったことが日本人として恥ずかしい。

世代的には夏目漱石、正岡子規と同じだというから、秋山真之とも同期だったということになる。

熊楠の最大の功績は日露戦争の後に国策として進められた神社合祀(各地にある古い神社の数を減らして統廃合すること)への反対運動を展開し、結果、明治政府を環境保護に向かわせたことだった。

社会運動の先駆け、日本の環境保護運動の中興の祖だといっていいだろう。

熊楠のお陰で樹齢数百年という古木が多数伐採を免れ、今も全国に鎮守の森として残されているのである。

熊楠は植物に造詣が深かっただけでなく昆虫や菌類といった小さなものの存在に強い興味を持っていた。

また、熊楠は言う。「世の中に不要なものなし」と。

これはとても深い言葉だ。熊楠の哲学をよく表している。

熊楠の思想では社会的な悪人、罪人であってもその存在は必要なものだということだ。中々常人には理解できない。

でも、熊楠はそういう懐の深さをもって社会を自然を眺めていたんだろう。

思うに熊楠は現代のサラリーマンは全く勤まらなかったろう。

彼を会社員という枠にとどめておくことはどだい無理な話である。規格が違いすぎる。

ファミコンがPS4のソフトを動かそうとするのに近い。

南方熊楠は柳田国男をもってして「日本人の可能性の極限」と言わしめた人物である。

最後に昭和天皇が後年熊楠を想って読んだ句を紹介して〆たい。

「雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」。


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